【ゴルフ上達マップ01】
イントロダクション
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はじめに
今回から「いちゴル上達マップ」と称して、ゴルフを上達していくための基礎を紹介します。
ゴルフは一筋縄ではいかないスポーツであることは、少し足を踏み入れただけでも実感するものだと思います。
であればなおのこと、練習やラウンドにおいては、
場当たり的な対処をするのではなく、
キチっとした考え方、練習方法、そして正しい順序で取り組んでいく必要があると思っています。
一方で、世の中にある一般的なゴルフの情報はどうでしょうか。
「一発でスライスが直る方法」「○○だけで、飛距離が20ydアップ!」「シャロースイングが世界基準」などなど。
ゴルフ雑誌は、毎週のように、一般アマチュアゴルファーの気を引きそうな情報を提供します。また今やYouTubeをはじめとしたSNSでは、毎週どころか、毎日(毎時間?)いろいろな情報が発信されています。
果たして、これらの情報は整理されたものでしょうか?
一貫性のある何かを伝えているでしょうか?
何が重要で、どのような順序で練習やラウンドに取り組めば皆さんが納得のいく形で上達ができるかを、教えてくれているでしょうか?
残念ながら、僕がYouTubeやインスタなどのゴルフレッスン系コンテンツを見回した限りにおいては、ゴルフの本質をついた、分かりやすい形で情報が整理されているものはありません。
いちゴル上達マップでは、一般アマチュアゴルファーの上達を阻むこの大きな問題に、いちゴル的な解決を図ろうと考えています。
すなわち、一般アマチュアゴルファー(未経験者~アベレージで90台の初中級者ゴルファー※)が、ゴルフ上達のために重要な「本質的なコトが何か」を理解し、頭で理解したことを実際に出来るようになる(体で理解する;コツをつかむ)ための方法をマスターし、練習をすればするほど上達の道を歩んでいける情報を提供したいと考えています。
ゴルフスイングについて、そしてゴルフというゲームの「本質」について理解し、全体像を把握したうえで、今、身につけなければいけないものは何かを明確にしてもらいたい。そう考えています。
ここでの発信内容を、前から順番に読み進めていけば、今まで思っていたゴルフと違う側面が見えてくるものだと思っています。
それは決して複雑怪奇なものではなく、いくつかの基本的なことを押さえれば、いろいろな技術がその基本と結びついたものであると理解できると思います。
要は、「ゴルフは思ったよりもシンプルなもの」だと感じることでしょう。そして、「シンプルがゆえに難しいのがゴルフというスポーツ」なのだということも、理解することでしょう。(今までとは違ったゴルフの難しさを知る)
以下でこの先の投稿で紹介していくゴルフの上達ための地図の全体像を最初にお伝えすることとします。
※ このサイトでお伝えする内容は、「初中級者向け」ではあるものの、ベストが70台という方(一般的には上級者)にも、そのスイングのクオリティを維持・向上するうえで、参考になるものも多いと考えます。
ゴルフ上達マップ
「ゴルフ上達のための全体像」は、いちゴルではこの1枚のシートにまとめています。
一言で表現できるほど、単純にはできませんが、基本的にはこの1枚とプラスαの補足をするだけで、「ゴルフ上達のためのすべて」が入っていると考えています。(これがすべてだとしたら、世の中にある有象無象の情報よりは、よっぽど、少ないと僕は思っています)
「全体像を示す」という目的があるために、枝葉末節な情報は記載されていませんし、それは今後の投稿の中で触れられないかもしれません。(例えば「ロブショット」という技術はほとんど説明がされないかもしれません)
これらの枝葉末節な情報・技術は、「不要」であるとは考えていませんが、この上達マップの内容に先んじるものではない、と考えています。
また、この上達マップで記載していることがマスターできれば、その延長線上のものとして、細かい技術の習得が早くなるものと考えています。(それこそ、「ロブショット」などは、基礎を押さえたうえであれば、今よりもずっと上手にできるようになると思います)
以下で、これから説明を進めていくことの概要をダイジェストで予告しておきたいと思います。
2×2の本質(シートの左側半分の内容)
まずは、シートの左側の半分についてです。
ここに記載の「2×2の本質」が、ゴルフ上達の最も根幹となるものであると考えています。(これが最も大事な要素です)
「2×2」という表現は、ゴルフの上達のカギとなる本質が、次の「2つの観点」で「それぞれ2つ」ずつあると考えていることから由来しています。
- ゴルフ「スイング」という観点
- ゴルフという「スポーツ」の観点(ゴルフ「ゲーム」の観点)
以下、それぞれ簡単に説明します。
◆ゴルフ「スイング」の本質①~遠心力と地面からのエネルギー☞【ゴルフ上達マップ02(LINK)】
これは、ゴルフクラブの先端には遠心力の要素があり、その遠心力を効率的に、速く動かす原動力になるのが「地面からのエネルギー(いわゆる地面反力)」だということです。(この点はコトバで、イメージするのは難しいかもしれませんので、詳細は後日説明します)
◆ゴルフ「スイング」の本質②~歩きながら振るかのようなスイング ☞【ゴルフ上達マップ03(LINK)】
これは、読んで字のごとくです。こちらも、コトバだけでは、イメージが湧きづらいと思いますが、素振りするだけなら、歩きながらでもスイングできるし、その時に「振りやすい!」と感じられるスイングが良いスイングである、ということだけ、頭で理解していただければと思います。(詳細は上達マップ03にて)
以上の2つは、ゴルフ「スイング」の本質であり、要はナイスショットを打つ時に最も重要視してほしいモノであります。
現段階では、イメージが湧かないかもしれませんが、どこにも「ハンドファースト」や「シャロースイング」「右足はべた足で」といったことが含まれないことが1つのポイントです。
これらは、すべてゴルフ「スイング」の本質を兼ね備えたスイングの結果であるからです。(自然とハンドファーストになっているはず)
「スイング」の本質はナイスショットを再現性高く打つためのもの。
しかし、ゴルフというスポーツはそう簡単にナイスショットをさせてくれないスポーツです。
そこで重要になるのが、ゴルフという「スポーツ」の本質(ゴルフ「ゲーム」の本質)です。
◆ゴルフという「スポーツ」の本質①~ゴルフは「ボールをコントロールする」スポーツ ☞【ゴルフ上達マップ17(LINK)】
ゴルフは「ボールを飛ばす」スポーツではなく、「ボールをコントロールする」スポーツです。
「ドライバーで会心の一撃、このホールはあわよくばバーディー、そうでなくてもパーに抑えたいな」と思ったが矢先、終わってみれば+4、などということは多くの方が経験していることでしょう。
したがって、「飛ばせばいいものではない」ということには薄々気付いている方も多いのではないでしょうか。
いちゴルでは、「ボールを飛ばすのではなく、コントロールしましょう」ということに加えて、さらに踏み込んで伝えています。
それは、「ボールをコントロールするためには、そのスイングがコントロールされていなければならない」という点です。この「スイングをコントロール」する意識の有無が、ラウンドでも普段の練習でもあなたのゴルフを大きく変えていくものだと思っています。
◆ゴルフという「スポーツ」の本質②~ゴルフは「リスクをコントロールする」スポーツ☞【ゴルフ上達マップ22(LINK)】
この観点は、主にラウンドでの「コースマネジメント」にかかわってくるものです。
リスクコントロールの要素としては、(a)ボールの状況(ライなど)や、(b)ターゲット方向の状況(例えばグリーン右手前にガードバンカーがある)及び(c)自分自身の今の技術レベル、を考慮して、リスクが低い方法をとる、ということです。
突き詰めて言うと、ゴルフの世界が奥が深いのはこの点です。ここの追求に は終わりがないものなのかもしれません。
以上述べた通りシートの左側半分が「ゴルフ上達のための2×2の本質」です。
これを若干発展させたのがシートの右側上半分の内容となります。
ゴルフスイングにおける振り子運動/円運動の要素(シート右側上半分)
上達マップのシートの右上半分をご覧ください。
ここでは、スイングの本質①の一要素である「遠心力」から矢印が伸びてきています。
その意味するところは、スイングに「遠心力」が関連する以上、それは「円運動」や「振り子運動」の性質を有しているということです。
振り子運動の性質(3つあります)は、アプローチ技術の基礎(☞【上達マップ10】アプローチの基礎)につながります。(青枠右側の下に伸びる矢印)
また、スイング自体が「円運動」や「振り子運動」であるということは、必然的にスイングには「最下点が存在する」(☞【上達マップ07】スイングの最下点)ということになります。(青枠左側の下に伸びる矢印)
こちらも詳しくは後日述べますが、「スイングの最下点」という考え方をベースにすれば、「アイアンはダウンブロー」「ドライバーはアッパーブロー」「バンカーショットは、ボールの〇センチ手前から砂を取る」などこれまでいろいろなところで言われてきた技術や知識が、実はほとんど同じことを意味することが理解できると思います。
実際にいろいろなクラブやシチュエーションに対応するには、その大元となる「基本スイング」の完成度が前提となりますが、この考え方をベースにすることで、ご自身のスイングの課題が、よりシンプルになるかと思います。
ラウンドで練習通りにいかないワケ(シートの右側下半分)
最後に、上達マップの右側下半分の「ラウンドで練習通りにいかないワケ」です。
「練習では調子良かったのに、ラウンドでハチャメチャ!」というあまりにも有名なゴルフあるあるも、いちゴルでは4つに原因を分けて対処方法を示しています。
その4つとは、
a.アドレスの向き・ボールの位置のズレ☞【上達マップ24】
b.傾斜などライの影響☞【上達マップ25】
c.リズムの乱れ☞【上達マップ29】
d.ラウンド特有のプレッシャーの存在☞【上達マップ33】
です。なお、ラウンドで練習通りにいかないワケの総論についてはこちら☞【上達マップ23】
これらは、すでに紹介した「2×2の本質」や「スイングの最下点」の考え方で対処が可能なはずのものばかりです。
しかしながら、練習場とゴルフ場では環境があまりに違い過ぎるため、練習通りにいかないワケは、別建てで「しっかりと原因を認識」した上で対処していく必要があると考えて、上達マップに記載しています。
また、あえて「ラウンドと練習の違い」を明記することで、「練習のための練習」に陥らないようにする意図もあります。
これを意識することで、「練習は問題ないのに、なんでラウンドで当たらないの?!」というつかみどころのない現象が、ある程度冷静に分析できるようになると考えています。
少しだけ踏み込んで説明するならば、ラウンドで練習通りにいかない原因のいくつかは、ラウンド中に対処が可能です。またいくつかは、練習でそれを意識して「ラウンドで通用するようなスイング」を身に付ける必要があります。
つまり、ちょっとした注意で対処できるミスもあれば、付け焼き刃ではなんともならないミスもあります。
前者はできるだけラウンド中は防ぎたいですし、後者はそれをある程度許容して無用な焦りを抱かないことが大切です(焦って良い結果を生むことはほぼないので)。
おわりに
以上、見てきたものが、ゴルフ上達のための全体像です。
当ブログでは、この全体像に従って、
- スイング作りを効果的・効率的に行っていくにはどうしたらいいか
- そのスイング作り(練習)したものを実践(ラウンド)でも十分に発揮するにはどうしたらいいか
- 本質に即した練習方法とは何か
- 困ったときに「立ち戻るべき場所」は何か
などをお伝えしていきます。
レッスン内容の良し悪しに関して、どんなにそれが(理屈上は)良いモノだとしても、実際の「受講生の上達具合」が、すべてを物語ります。
この点、Instagramにおいて、いちゴルレッスン受講生(この上達マップのメソッドにのっとってゴルフをした方々)は、基本的にすべて紹介しております。
以下before/afterはその一部ですが、これだけでも効果の再現性は見て取れると思っています。
続ければきっと役に立ち、上達する。
そんな情報を配信していきますので、どうぞご期待ください!
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