【ゴルフ上達マップ17】ゴルフ「ゲーム」の本質①

一生楽むゴルフの基礎講座~通称・いちごる!がお送りする、ゴルフ上達の道しるべ17回目。

これまでゴルフ「スイング」の本質についてお伝えしてきました。

その体得が進めば、ナイスショットはたしかに増えます。

ですが、ゴルフはナイスショットが打てるようになればスコアは自然と良くなっていくとは限らないものです。

ゴルフはドラコンやホームラン競争とは違います。

ゴルフ場に出て「いかに少ないストローク数でラウンドするか」に挑戦するのであれば、どのレベルにおいてもゴルフというスポーツ(ゴルフゲーム)の本質を押さえてラウンドしなければ、思うような結果は得にくいと考えています。

今回は、ゴルフ「ゲーム」の本質①をお伝えします。

これは、いわゆる「コントロールショット」とも関係しますが、これをマスターすることの意味は、皆様が想像する以上に奥深いものがあると考えています。

ここでは、ゴルフ「ゲーム」の本質①で意味するところのコントロールショットと、その効用に焦点を当てて説明し、その具体的なスイングや練習方法などは、次回以降紹介したいと思います!

(初めていちゴル上達マップをご覧になられる方は、まずは「◆いちゴル上達マップの見方(☞LINK」をご覧ください。)

ゴルフはボールをコントロールするスポーツ

ゴルフの楽しみ方は人それぞれです。

ボールをとにかく遠くに飛ばしたい、ベストスコアを出したい、親しい人たちとのかけがえのない時間を過ごしたい、ビール飲みながら…などなど。

ここでお伝えしているのは、「ラウンドでいかに少ないストロークで回るか」を目的とした場合のヒントです。

それを意識することで、ベストスコアが出る確率もたしかに上がりますし、なによりもアベレージスコアが着実に良くなり、さらにそのアベレージから大きく乖離しないラウンド術が身につくと考えています。

要は「自分にとってのナイスラウンド」の「再現性」が高くなるのです。

僕自身がそうでしたが、独学でゴルフをやっていると、どうしてもボールを遠くへ飛ばそうとしてしまうことが多いと思います。

ですが、いちごるでは上述の通り、

ゴルフはボールを「飛ばすスポーツ」ではなく、ボールを「コントロールするスポーツ」だと伝えています。

さらにいちごるでは、「ボールをコントロール」するために、踏み込んだ説明をしております。それは、

「ボールをコントロールするためには、そのスイングがコントロールされている必要がある」

ということです。

端的に言うと、「コントロールショットを覚えましょう」ということになります。

コントロールショットを覚えるということは、ゴルフゲームを攻略するうえでも、ナイススイングを身につけていく上でもとても重要になります。

次に、コントロールショット=スイングコントロールについて、より具体的に見ていきます。

スイングコントロールの2つの観点

ボールをコントロールするための「スイングコントロール」に関して、いちごるでは2つの観点で説明しております。

❶スイング幅のコントロール

❷スイングの最下点のコントロール

❶スイング幅のコントロール

こちらはいわゆる「コントロールショット」をイメージするとき、スイングの映像としては浮かびやすいものかもしれません。

そうです。

プロは必ずしも毎回フルショットをしているのではなく、状況によって、フィニッシュをやや抑えめに取った、「コントロールショット」でピンに絡むショットを巧みに繰り出してきます。

この「フィニッシュの位置」をどこで取るかによって、インパクトエリアのスイングスピードは変わってきますし(飛距離が変わる)、また足元が不安定な場所でスイングする際のミスのリスクも変わってきます(ものすごい傾斜があるところでは、フルショットをすると大きなミスが出る確率は高くなる)

このような観点で、「スイング幅のコントロール」をすることが、スイングコントロールにおける1つ目の観点です。

❷スイングの最下点のコントロール

こちらは少し分かりにくいかもしれませんが、より実践的な場面を想定した時に、スイングコントロールの範疇に入ってくることであると考えています。

【いちゴル上達マップ07】スイングの最下点~「ボールを打ちにいってはイケない!」の正体の中でお伝えしたことではありますが、ゴルフはボールを「打つ」のではなく、ナイススイングの中にボールがあるから「結果的にナイスショット」になるのです。

ですが、ゴルフ場では練習場と同じ状況でボールを打たせてくれません。
傾斜があり、バンカーがあり、ラフがあります。

例えば、つま先上がりのライの時には、ボールは、例えていうなら「ティの上にボールがある状態」といえます。

なぜならば、ボールは平地にある場合よりも、つま先上がりになっている分、足元の高さよりも高い位置にあるからです。

この時、いわゆるスイングの最下点が、ティの上に置かれたボールの位置を通過するようにスイングしなければなりません。

(もしも腕力で直接クラブヘッドをボールに当てようとする動きをしてしまえば、ナイススイングから逸脱したスイングとなり、再現性が損なわれることでしょう)

また逆に、つま先下がりのライであれば、スイングの最下点は足元の位置よりも低い位置を通るように調整しなければなりません。

このように様々な状況に応じて「スイングの最下点をコントロールする」技術がラウンドでは求められており、だからこそゲームの本質①「スイングコントロール」の範疇に含まれてくるのです。

スイング作りにおける効用

以上の通り、スイングコントロールは、極めて実践的な技術であり、それをマスターできれば、ラウンドでの大きなミスは減り、「ナイスラウンドの再現性」を高めていくことが出来ます。

(いつも楽しく、満足のいくラウンドができるようになる)

しかし、スイングコントロールの効用はラウンド時に限りません。

練習においても大事になってくる大きな理由は、「出来る限りボールを飛ばしたい」という欲求が、多くの人にとって、頭でわかっていても抑えきれない場合が多いからです。

僕の経験上も、「ボールは飛ばすものではなくコントロールするもの」、という意識で練習を始めたとしても、ウェッジではスイングをコントロールしてボールを狙ったところに運ぶ練習ができていても、例えば以下の場合に、どんどんと「コントロールする意識」が薄れ、力任せの練習に陥ってしまいます。

・7アイアン、5アイアン、UT 、FW、ドライバーとなるごとに、どんどんと力が入り、ボールコントロールの意識が薄れ、ボールは散らかりだす

・新しいアイアンセットを購入したりした際に、道具に対する過度な期待から無用に力が入り、調子を崩す

・いつもは7アイアンではスイングコントロールできているのに、今日はなんだかいつもよりボールが飛ぶ気がする。もっと飛ばしたいと思って、力が入り、次第にボールは散らかりだし調子も悪くなっていく

などなど。

(これらはすべて僕が経験したことでありますし、今も注意しないとそのような状況に陥ることがあります)

このような時、ショートアイアンでのコントロールショットをマスターしていれば、スイングが大きく崩れることを防ぐことが出来ます。

9アイアンで130yd飛ぶ人であれば、ターゲットを120ydや110yd付近において、そこに着弾するようにスイングをコントロールしようとすることで、上述の「不要な力み」が取れていき、ナイススイングを取り戻すことが出来ます。

ショートアイアンで取り戻せたのなら、7アイアンなどでも同じように心がければ、7アイアンでもナイススイング復活です。

この過程を経て、1Wまでのすべてのクラブで、スイングをコントロールする意識で振れるようになれば、調子を戻すことが出来ます。

ここで、注意点が2つあります。

1つは、コントロールショットはマスターするまでは、「スイングをコントロールしようとし過ぎる」ことにより、上手く打てなくなる人がいます。

その場合は、あくまでもその時点の最も振りやすい(気持ち良く振れる)スイングをベースにして、スイング作りを行っていただければと思います。

2つ目は、長いクラブになればなるほど、遠心力が大きく働くため、スイングコントロールといっても、フィニッシュはフルショットと大して変わらないくらい振り切られるかもしれません。ここでいう「スイングコントロール」というコトバに引っ張られ過ぎると、不自然に制約され過ぎたスイングとなり、逆にナイススイングから遠ざかってしまう可能性がありますので、ご注意ください。

まとめ

以上の通り、ゴルフ「ゲーム」の本質の1つは、ゴルフが「ボールをコントロールするゲーム」であるというです。

そのためには、コントロールショットが重要な技術となっています。

ただ、一言にコントロールショットといっても、その意味するところ/効用は伝わりにくく、コントロールショットの「形だけ」を追い求めてしまうと、その効果は半分も得られないかもしれません。

この回では、「コントロールショット=スイングコントロール」の2つの観点、実践的な有用性だけでなく、スイング作りにおける有用性も紹介しました。


コントロールショットをやみくもに練習していた方、まだ練習すらできていなかった方の参考になればと思っています。

次回以降は、ゲームの本質①「ボールコントロール=スイングコントロール」に焦点をあてて、

などについて紹介していきたいと思います! 

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