【ゴルフ上達Tips集#13】パターの振り方と距離感
ゴルフ上達のためのヒントを集めた「ゴルフ上達Tips集」13回目。
前回までの長いクラブ習得シリーズから一転、今回は「パターの振り方と距離感」を取り上げます。
「パターに形無し」「パターはセンス」といわれることが多いですが、果たして本当でしょうか??
結論から言うと、多くの方が「振り方」が整っていない場合が多く、結果として「距離感磨き」が上手かず、プレーヤー自身に本来あるはずの「センス」が引き出せていないケースが多いように見受けられます。
確かに、最終的にはセンスがモノを言うでしょうし(これは何においてもそうですが…)、ここで述べた方法を体得したらパターがポンポン入るようになる、とまでは言えません。
ですが、キチっとした振り方を身につければ、今よりもずっとラインが読めるようになりますし、実践を積めば積むほど距離感も磨かれていくものだと考えています。
ここでは、振り方の基礎と距離感を磨いていくためのプロセスを確認したいと思います。
なお、ゴルフ上達Tips集はゴルフ上達マップシリーズ(全35回)の内容が基礎になっています。まだご覧になられていない方はそちらから読み進む方が上達の近道かと思います。
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いちごる上達マップ上のパターの位置付け
パターに関しても、いちごる上達マップにきっちしと収まります。
いちごるでは、パターの「振り方」はやはり「遠心力」に関連するものと考えています。遠心力的な力の活用が出来てこそ、意図したボールを転がせるようになります。
また、一方で、「距離感」ということに関しては、「ボールコントロール=スイングコントロール」の領域になってくると考えています。
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「パターの技術」を要素分解すると
パターの技術を分解するとどうなるでしょうか。
さまざまな切り口があるかもしれませんが、ここでは以下の通りざっくりと分解してみます。
①ストロークの技術
②カップに近づくまでのプロセスの予測能力(上り下りや左右の傾斜、芝目の読みも含む)=イメージ力
かなりおおまかな分け方かもしれませんが、これだけでも今までよりもパットが改善される方が多いと考えています。
ここで、単純化されたパットの状況を想定して、その技術を確認します。
まず上り下り、スライスフックのラインはなく、平面のグリーンを前提として、残り距離が10mだとします。
この状況で①②のスキルを考えた場合、
最初に今ボールがある場所からカップまでの転がりをイメージすることになります(②)。
ここでは、平坦なグリーンを想定していますので、イメージするのは、「どれくらいの速さでころがしたら、どれくらいのところで減速して、カップ付近でちょうどよいスピードになっているか?」についてです。
そのイメージが(自分なりに)出来たら、実際にボールをパターで転がすことになります。
ここで、求められるのが、イメージしたスピードで転がせる①ストローク技術になります。
パターは全クラブ中最も簡単そうに見えますし、実際に「ボールに当てるだけ」ならその通りだと思います。ですが、この「意図したスピードのボールを転がすストローク技術」に関しては、習得すべき基礎として認識しておく必要があります。
詳細は以下に譲りますが、この基礎が備わっていなければ、イメージ出来ているボールが再現できなかったために、大きなミスパットとなる、ということが頻発してしまいます。
一方で、先に出てきた②イメージ力については、「経験がものをいう」領域になります。
グリーンで1回もボールを転がしたことがない方と、何回もゴルフに親しんでパターをやってきた方とでは、この予測精度には差があります。ただ、同じ経験を積むにしても、①ストローク技術が備わっていないと、予測が誤っていたのか、単にストロークが悪くイメージ通りに転がせていないかの判別がつかず、パットの経験値が上がっていきません。
この点で、イメージ力を向上させていく基礎としても「ストローク技術」は大切になってきます。
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ストロークの基本
以上の通り、パット技術を上げていくための大前提が、イメージ通りに転がせるストローク技術にあります。
ここでは、そのストローク技術の正体と習得方法をお伝えします。 1.で触れた通り、ストローク技術の肝は、「遠心力的な要素」になります。
パターの場合はアプローチと同様「振り子」のような動きが取り入れられていれば、良いストロークになりやすいです。
そこで、「振り子感覚」を体感してもらうための練習方法を1つ紹介します。
それは「右片手パター」です。
まずは、その実施手順について、動画で確認してください。
① ターゲットとなるカップまで5~10mの距離にボールを置きます
② 頭の中でカップインするまでのボールの転がりをイメージします。
③ ②のイメージをしながら、パターを右片手で持ち、左右にぷらぷらと、往復で素振りをします。
④ なんとなくストロークのスピードが決まったら、実際にその通りのストロークを再現することを心がけてボールを転がします。
手順は、以上です。 かなりシンプルな手順になりましたが、両手で3球10mのパットをする場合と、右片手で同じことをするのとで、違いが生じる場合が多いです。
多くの方が、「片手の方が距離感のバラつきが小さい!」という経験をします。
もしも、最初から効果を実感できなくても、あきらめずに反復していただきたいと思います。
動画(完ぺきとは言えないですが)のような感じで、右肩から先が振り子のように動くイメージで振れると、距離感があってきやすいです。右片手でパターをすると距離感が合いやすいのは、両手でもストロークする場合に、振り子のような動きが出来なくなることが多いからです。
右片手パターの感覚が良くなってきたら、あとはその感覚を頼りに、両手でも同じように振り子感をもってストローク出来るように近づけていけるとよいかと思います。
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おわりに
「パターに形無し」と言われますが、確かに構えやグリップの自由度は、ショットに比べて大きいかと思います。
ですが、「形無し=基本無し」ということではない、と思っています。
ストロークにおける「振り子感覚」は、案外見落とされがちです。 上述した通り、イメージした通りにそもそも転がせていないケースが多く、これは感覚というよりは、技術的な問題で、比較的すぐに改善が出来ます。
正しいストロークの上に、有意義なパット経験を積み上げ有れることができ、結果的にイメージ力が向上していきます。このような経験を積み上げていけると、「なんか良くわからないけれど、感覚的に振ったらカップに吸い寄せられるようなパットが出来るようになった」という感覚になってくるでしょう。
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