【ゴルフ上達マップ31】ラウンドでのリズムの乱れ の対処法2~「時間」をかけるべきこと
一生楽むゴルフの基礎講座~通称・いちごる!がお送りする、ゴルフ上達の道しるべ31回目。
練習通りにいかないワケその3は、「リズムの乱れ」。
前回は、この「リズムの乱れ」に対処する2つのアプローチのうちの1つ、「意識すべきこと」をお伝えしました。
今回は、2つ目のアプローチとして「時間をかけるべきこと」を紹介します。リズムの乱れによるミスショットの根本的な解決方法は、やはり「スイング自体を良くすること」になります。
とりわけ、下半身から連動したスイングが出来ているか?という点が重要で、その習得はやはり一朝一夕にはいきません。
また、今回の投稿の最後に、改めてゴルフ上達マップとの関連と、練習するときの大切な視点をお伝えしています。
ぜひ最後までご覧ください!
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Contents
ナゼ、「打ち急いで」しまうのか?
リズムの乱れは、多くの場合、「打ち急ぎ」と言われる現象として現れます。
打ち急ぎとは、コトバで説明するのはやや難しいですが、バックスイングからトップを経てダウンスイングへとスイングが進む過程で起こる以下の現象です。
【打ち急ぎが起こったときに生じるの現象】
・トップからダウンスイングに入るタイミングが早まる
・ダウンスイング以降のスイング全体の動きが「早送り」したかのようなスイングになってしまう
・フィニッシュが静止できない、もしくは静止できていたとしても窮屈そうに静止する
ゴルフ「スイング」の本質②~歩きながら振るかのようなスイング(☞LINK)でも紹介しましたが、ゴルフスイング中クラブの動きは出来る限り受動的な動き(クラブヘッドは「動かされている」感じ)をしていることが理想的です。
専門用語的に言うと「運動連鎖」、もう少し砕けた形で説明するのであれば、下半身から順に、腰、体幹、肩、腕、そしてクラブヘッドが動いていく(動かされていく)動きが出来ている状態が理想です。
ところが、多くの一般アマチュアゴルファーは、とりわけラウンドにおいて、この運動連鎖が崩れ、下半身から力が連動していくのではなく、途中から上半身や腕力を主体としてスイングしてしまう傾向にあります。
この運動連鎖が崩れた上半身や腕力主体のスイングを、いちゴルでは「打ち急ぎ」や「手打ち」と表現し、望ましくない動きとして位置付けています。
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ナゼ、「打ち急いで」しまうのか?Part2~はたして練習場ではどうか?
「打ち急ぎ」や「手打ち」はラウンド特有のものかというと、必ずしもそうではありません。
実は、練習場でも打ち急いだり手打ちになってしまっている可能性はあります(むしろその可能性の方が高いです)。ですが、練習場では(特にショートアイアンなど)、見かけ上はそれらのスイングエラーが、目立ったショットのミスとして現れないケースも多いです。
これは、ラウンドで練習通りにいかないワケ「【上達マップ33】Ⓓプレッシャーの存在」ともかかわってきますが、プレッシャーがかかってくるとどうしても上半身に力が入りやく、練習場での「打ち急ぎ」や「手打ち」が、ラウンドではより顕著に生じやすくなります。
・前回の投稿との関連~番手による影響
また、前回の投稿「リズムの乱れの対処法1~意識すべきこと(☞LINK)」ともかかわってきますが、クラブの番手の違いによっても「打ち急ぎ」度合いは変わります。
一般アマチュアゴルファーの多くは、練習場でドライバーの練習をする場合は、ショートアイアンを練習する場合より、「打ち急ぎ」や「手打ち」を繰り返していることが珍しくありません。
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改めて意識をして、時間をかけて練習し、克服していく。
ラウンドや練習場での打ち急ぎ(特にドライバーなどの長いクラブ)を防ぐ即効性のある方法は、ほとんどありません。( 強いて言うなら、前回投稿の「ボールをコントロールする意識」を持つことです)
場合によっては、「打ち急がないように、ゆったり振る」といった心掛けが推奨されることもありますが、いちゴルではあまりこれを推奨しません。
なぜなら、スイングは本来ナチュラルであるべきで、「ゆったり振る意識」が、「意識しすぎる」ことにより本当にゆったり振ってしまう結果、ミスになる場合あるからです。
(ボールコントロールの「意識」は、これとは少し異なり、「打ちたいボール」が「したいスイング」のイメージとなり、それを意識することは、単に「ゆったり振る」意識よりは効果的であると考えています。)
さらに、どんな状況でも、どんなクラブでも理にかなったスイングができるようになるためには、やはり練習が必要だと思います。
「歩きながら振るかのようなスイング」を徹底してマスターすれば、究極的には「足踏みしたらスイングが自動的に終わっていた(しかも打ち急ぐことなく)」というレベルに近いスイングになってくるはずです。
そうできれば、「当たらない不安」や「遠くへ飛ばしたい(飛ばさないといけない)」といった強迫観念から解放され、常に自分のリズムで再現性の高いナイスショットが出来るようになるものと思います!
※歩きながら振るかのようなスイング(ゴルフスイングの本質②)についてはこちら☞LINK
※その習得のための練習ドリルはこちら☞LINK
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「2×2の本質」との関連~まとめに代えて
以上が、3回にわたって「ラウンドで練習通りにいかないワケ」の3つ目、Ⓒリズムの乱れについて説明してきました。
ここで、まとめに代えて、ゴルフ上達マップ上での整理をします。
ゴルフ上達マップの根幹をなすのは、シートの左半分に記載している「ゴルフ上達のための2×2の本質」です(ゴルフ「スイング」の本質2つ×ゴルフ「ゲーム」の本質2つ)
一方で、ラウンドで練習通りにいかないワケ「Ⓒリズムの乱れ」の対処法は、
意識すべきこと:ボール(もしくくはスイング)を コントロールするコト
時間をかけるべきこと:歩きながら振るかのようなスイングを身につけるコト
です。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、「2×2の本質」が体得できていれば、本来はラウンドでも上手くいくはずです。
ですが、それがそうならないのがゴルフなのです。
特に一般アマチュアゴルファーの方は、練習での目的意識が不明確になってしまいがちです。
練習では、ボールをコントロールするスイングを意識したスイングをするのか、もしくはスイングのクオリティを上げるための練習(主にはフルショットでの練習)をするのかを明確にした練習をすることが効果的です。
ですが、多くの場合、ただただナイスショットを追及したスイングであったり、最大飛距離を求めてしまっていたり、スイングの細部にとらわれ(ex.ハンドファーストに打ちたい)、それゆえにより重要なスイングの本質が疎かにされた練習に陥ってしまっています。
いちごるレッスンで、「ラウンドで練習通りにいかないワケ」を敢えて明示しているのは、ラウンドでも通用するスイングを身につけていくために、目的意識を明確化するためです。
「ラウンドでは打ち急いだ結果、トップやチョロなどが起こる→そうならないためには、歩きながら振るかのようなスイングを意識した練習を20球しよう」
またある時は、
「ラウンドが近いので、打ち急ぎに対してはより即効性があるコントロールショットをすることで、大きなミスが起こらないスイングを意識付けするための練習を今日はしよう」
といった形で、練習をするときの「思考の習慣作り」にも役立つものと考えています。
今一度、ゴルフ上達のための大きな視野をもち、重要なコトの優先順位を確認してみてはいかがでしょうか!
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