【ゴルフ上達マップ12】右手離しスイング~練習ドリル②
一生楽むゴルフの基礎講座~通称・いちごる!がお送りする、ゴルフ上達の道しるべ12回目。
いちゴルで最も大切にしていることは、「ナイスショットよりもナイススイングを!」という「形にこだわるのではない、ナチュラルなスイング(=ナイススイング)」を前提としたゴルフ。
このサイトで紹介しているのは、「2×2の本質」とそれに付随した知識とそれを実際にでできるようになるための練習ドリル。
今回は、いちごる練習ドリルその2として、「右手離しスイング」を紹介します。
2×2の本質をはじめとした知識が、「上達のための地図」であるならば、それを身につけていくための練習ドリルは、地図を見ながら目的地に到達するための「羅針盤(コンパス)」のようなもの。
このドリルを試してすぐに出来るようになるとは限らないですが、これを習得すること=ゴルフスイングの重要な基礎を習得すること、と位置付けております。
ぜひ、チャレンジしてみてください!※このドリルは、方法を間違えてしまうと左肩への負担が大きく、痛めてしまう恐れがあります。実践するときは、最初はゆっくり目の素振りから始めて方への負担に注意しながら進めてください!
(初めていちゴル上達マップをご覧になられる方は、まずは「◆いちゴル上達マップの見方(☞LINK)」をご覧ください。)
Contents
右手離しスイングの効用
このドリルは、例えば中井学 プロの書籍、三觜喜一プロ のゴルフ番組でも紹介されていますが、正しい左腕の動き、左半身・右半身の使い方を知るために有用なドリルだと思ってます。
そして、やはり遠心力の働くままにクラブを振る感覚を体感する練習でもあります。
◆一般的アマチュアゴルファーの一般的な弱点
ゴルフスイングはその基礎さえできていれば、アベレージで80〜90台のレベルに到達する、といちゴルでは考えています。
これはロブショットや200ヤードも先のグリーンにナイスオンさせるショットの技術がなくても、ゴルフスイングの基礎が習得できれば、ミスの幅が減り、アプローチもそこそこ寄り、パーやボギーを積み重ねることで、上級者への入り口までは到達できると考えています。
ゴルフ「スイング」の基礎については、いちゴル上達マップ#02〜04で記載の通りですが、このドリルと関係の深いゴルフスイングの本質の要素は「遠心力」になります。
ゴルフスイングにおいては、「遠心力を活用したスイング」をすることが重要ですが、それを妨げる大きな要因は(右打ちで右手が利き腕の場合)、利き腕である右手(そして右半身)の不要な動きになります。
初心者から中級者くらいまでの方の多くは、スイング中に「ボールを打つ意識・ボールを遠くに飛ばそうとする意識」が強すぎるため、その意識が働いた時に右手あるいは右半身が強く反応します。
具体的には、次の2つの誤動作=癖が、ほぼ必ず生じます。
・ダウンスイングではトップからボールに直接当てにいく動作(これが出るとカット打ちになります
・インパクト後にクラブを持ち上げる動作(これはありとあらゆるミスの原因になります)
◆右手離しスイングの効用
右手離しスイングは、その方法は後述しますが、要は右手を使わないようにしてスイングするドリルですので、上記の癖のある振り方ができないドリルになります。
これはすなわち、正しい体の動かし方を体感できるドリルというわけです。
この方法で上手くスイング出来ると、腕力を使わずとも、自然とクラブが加速し、結果的にボールは真っ直ぐ遠くに飛ぶ、ということが体感できます。
そう。
スイングの細かい点は、「作るもの」ではなく、ゴルフクラブが、円運動や振り子運動などをしていく中で働く慣性により、自然と「作られるもの」なのです。
このドリルは、これでキチッと打てたらそれがイコール正しいスイングになる、ゴルフスイングの基礎を確認する重要なドリルだと考えています。
スイングの方法
振り方は単純で、通常のスイング中にタイミングよく打つ瞬間に右手を離して振ります。
「タイミングよく」というのは個人差があって、ある人にとってはインパクトの瞬間であり、またある人にとってはダウンスイングに入った瞬間なのかもしれません。
まずは、少しスイングスピードを抑え気味にして、素振りをすることをお勧めします。
素振りで、人工芝のマットなどをちょうどよく擦れる素振りができて、左肩への負担も少なそうであれば、実際にボールを打ってみてください。
※動画は打った後に離してますが、本人の感覚では、打つ瞬間に離してるようなイメージです。
レベルによりますが、初心者はもちろん、100切りや90切りをしている方でも、右半身が強く動いてしまう方にとっては、この打ち方の方がまっすぐに、しかも遠くに飛ぶことも多いと思います。
また、この打ち方でうまく打てるようになってきたら、その時の左半身や右半身動きを感じとりながらスイングをします。
その上で、両手でクラブを振る時も、右手離しスイングの際に感じ取った体の使い方を再現できるように(特に右手は頑張ることなく、添えているだけのイメージで)振れると、クラブ本来の慣性が活かされたスイングが実現することでしょう。
まとめ
- 一般的なアマチュアゴルファーのよくある癖は、①ダウンスイングでボールを当てにいく動作と②インパクト以降のクラブを持ち上げる動作
- これらの誤動作をしない振り方の1つの方法が「右手離しスイング」
- これをする時は左肩への負担に注意して、まずはスイングスピードを落として素振りから
- 慣性でクラブが勝手に動いていく感覚で振ることができればOK
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