【ゴルフ上達Tips集#19】いちごる式!心の整え方②

ゴルフ上達のためのヒントを集めた「ゴルフ上達Tips集」19回目。
ゴルフに関する心理的な側面については、前回は心の整え方の大前提として「ゴルフを楽しむこと」を挙げました。このマインドセットが備わっていれば、「心の整え方の実践」が効果的になってきます。
今回は、前回に引き続き、心の整え方の土台となるマインドセットについて紹介しましょう。
いちごる上達マップで伝えてきた、
「ナイスショットよりもナイススイングを!」
を、はじめとした上達マップの要素が、「心の整え方」とどのように関連しているかという観点で理解を深めていただきたい!
※ゴルフ上達Tips集はゴルフ上達マップシリーズ(全35回)の内容が基礎になっています。まだご覧になられていない方はそちらから読み進む方が上達の近道かと思います。
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Contents
ベストスコア志向やナイスショット志向の逆説的な罠
ゴルフ上達Tips集#18(☞LINK)でも少し触れましたが、
ゴルフの楽しみを
「とにかくベストスコア!」や
「とにかくナイスショットを!」
と設定してしまうと、そのゴルフは往々にして「苦しく」なりがちです。
なぜなら、ベストスコアを目指したらそれが実現するわけでもなければ、ナイスショットを目指したらそれがボールが真っ直ぐ遠くに飛んでくれるわけでもないからです。
それどころか、ベストスコアやナイスショットに必死になればなるほど、「無用な力み」「リズムの乱れ」が生じ、想いとは裏腹な結果になります。
これが、「ゴルフを楽しみたい、だからベストスコアを!(会心の一打を!)」という、ベストスコア志向やナイスショット志向が、ゴルフを苦しくする逆説的な原因なのです。
ナイスショットよりもナイススイングを!

以上のことが、心を整えていくためのヒントとなります。
心を整えるためのステップ2は、
「ナイスショットよりも、ナイススイングを!」ということです。
これはすでに上達マップ04(☞LINK)で言及した内容ではありますが、「心の整え方」という観点でもやはり、重要なマインドセットとなります。
上述の通り、ゴルフをする上では、「ナイスショット(ベストスコア)志向の逆説的な罠」が存在します。
その罠に陥らないためには、
①ナイスショットは、ナイススイングの結果であること
②ベストスコア(もしくはナイスゲーム)も、1打1打のコースマネジメントを考慮した上での、ナイススイングの結果であること
と、理解しておく必要があります。
ナイススイングとは~その感覚と意識すべきこと~

それでは、ここで今一度、「ナイススイングとは?」について考えてみましょう。
ナイススイングを感覚的に言うのであれば、
❶「ナチュラルで気持ちよい/心地よいスイング」
であり、
それを実現するための唯一の心がけが、
❷「左足→右足→左足(もしくは、イチ、ニィ、さ~ん)のリズムで振って、フィニッシュ静止」
です。
❶は、「ナイスショットよりもナイススイングを!(☞上達マップ04)」で言及しましたし、❷については「ナイススイングとは~まとめ~(☞上達Tips集03)」でも登場しました。
実際の順序としては、まずスイングの時に意識するポイントとして、
❷「左足→右足→左足(もしくは、イチ、ニィ、さ~ん)のリズムで振って、フィニッシュ静止」を心がけ、
そのスイングした結果として、
❶ナチュラルで気持ちよい/心地良い感覚がある
となっていれば、心は良い方向に向かっていることでしょう!
ゴルフ「スイング」の本質との関連

ここまで来ると、「心を整える」ことと、スイングの本質のつながりも理解できると思います。
まず、ナイススイングはすなわち、「左足→右足→左足のリズムで振ってフィニッシュ静止」を心がけてスイングすることですから、これはまさに「スイング」の本質②「歩きながら(=左足→右足→左足)振るかのようなスイング」そのものです。
また、歩きながら振るかのようなスイングは、それに連動して腕やクラブが振り子運動、円運動することになりますから、遠心力が発生します(=「スイング」の本質①)
円運動や遠心力はまさにナチュラルな物体の運動ですし、遠心力に身をゆだねることは気持ちよい感覚を得られるものです。
(小さいころに乗ったブランコの立ち漕ぎの感覚※や、水を入れたバケツをくるくる回した時のあの感覚、もしくは、縄跳びで二重飛びが何回も連続で成功したあの感覚!)
※大人になってから久々にブランコに乗ると気持ち良いどころか、船酔いのような感覚になるので注意!
心の整え方~3連続素振りでの実践例~
さて、以上を踏まえて、実際に練習やラウンドする際の、「心の整え方」の実践例を紹介します。
上述した通り、
ナイススイング=左足→右足→左足のリズムで振ってフィニッシュ静止を心がけてスイングを続ければ、結果としてナチュラルで心地よいスイングが身についていきます。
とはいえ、それだけだと効果的にスイングを身につけていけないので、
頼りになるのが「いちゴル練習ドリル」なのです。
とりわけ、ここでは3連続素振りを実施するときの「心の持ちよう」を紹介します。
3連続素振りは、「ただそれをやるだけで、スイングの本質的な要素を獲得できる」という練習ドリルです(他のいちごる練習ドリルも同様)
なので、
- まず3連続素振りを実施する。
この時、スイングのリズムを感じたり、振り子の感覚を感じながら実施する。 - その上で、実際にボールを打つときにも、❶で感じたリズムや振り子感を感じながら「左足→右足→左足⇒フィニッシュ静止」とスイングします。
- この時、仮にミスが出ても、細かいスイングチェックや分析は行いません。
なぜなら、ナイススイングとは、左足右足左足のリズムで振ってフィニッシュ静止です。もしくは、その前の実施した3連続素振りそのものが、今できる最善のスイングです。
細かいスイングの枝葉の部分の分析(「もう少しハンドファーストの方が良いかなぁ?」や、(動画を見返して)「まだオーバースイングだなぁ」など)は、いちごるでは「心が乱れている(気が散っている)」状態だと捉えています。 - すべての気が散る要素を追い払❹って、再び静かに3連続素振りをする
- 以下❷~❹の繰り返し。
おわりに
前回の「ゴルフを心から楽しむこと」に引き続き、今回の「ナイスショットよりもナイススイングを!」も、一見すると、「取るに足らないおまじない」のように思われるかもしれません。
ただ、侮ることなかれ。
この2つのキーワードを本当の意味で理解すると、簡単そうに見えて難しく、逆にまた、ゴルフ上達のために必要なことは実は難しいものではなく、だからこそ安心して練習やラウンドに臨める、といことに気づけるのだと思います。
(「えぇ!あの言葉、こんなにも奥が深いものなんだぁ」と思えたら、本当の意味で理解できた証拠かもしれません)
このサイトでも、再三再四発信していることではありますが、ゴルフ関係の情報は、有り余るほど存在します。
それどころか、新しいスイング理論、新しい分析機械、新しい練習器具、新しいゴルフクラブ、などなど、これからも情報は増えるばかりです。
でも、一度立ち止まってみましょう。
上達のための情報が増え続けている、ということは、これまでの情報も、これからの情報も、「何か根本的なことが足りていない」ということです。
いちごるメソッドの中の、3連続素振りや、つまみグリップ、ロープ素振りなど、各種ドリルでさえ、本来は昔から大切だと唱えられてきたものです。
ただ、それらをばらばらに理解して、「少し試してみたけど、これは私には合わない練習方法だ」と使い捨てるのでは、効果はほとんど見込まれません。
それらの昔ながらの情報を、ひとまとまりのものとして、しかも順序良く理解し、取り入れてみて、そのレンズを通してゴルフというスポーツを見てみることが大切だと思っています。
その意味では、いちごる上達マップ、およびいちごる上達Tips集シリーズは、良い教材だと思っています。
Web版いちごるの直近の情報だけで良し悪しを判断するのではなく、最初から順に、根気強く読んで、見て、理解して、実践していけば、得るものは多いと信じていますので、ご興味ある方は過去投稿にもさかのぼってみてください!
↓↓↓Web版いちごる!の目次↓↓↓
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